Blenderモディファイア(Displace)

Blenderモディファイア「Displace」でテクスチャに応じた変形を行う
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Displace

Displaceは既存のテクスチャの色によってオブジェクトに凹凸変形を加えるモディファイアです。
地形などを作成するのに役立ちます。

 

Displaceモディファイアで変形したオブジェクトをレンダリング

 

使用バージョン
Blender2.49b~2.6、2.80

 

 

Displaceモディファイアパネル

変位させたいオブジェクトを選択し、モディファイアを付加します。

 

2.6系以降
PropetiesShift+F7Object ModifiersAdd Modifier→DeformDisplace

Blender2.6のDisplaceモディファイアパネル

2.4系
Buttons WindowEditingF9Modifiersパネル→Add modifierDisplace

Blender2.4のDisplaceモディファイアパネル

 

Texture
変形に使用するテクスチャ名
Direction
頂点を移動する方向
X、Y、Z
各軸方向
Normal
法線
Custom Normal
カスタムされた法線
RGB to XYZ
テクスチャのRGBコンポーネントを使用し、ローカルXYZ軸に沿って個別に移動
Vertex Group
指定した頂点グループにのみ効果を適用
Texture Coodinates
変形に使うテクスチャ座標系
Midlevel
変形しない部分のテクスチャの値
Strength
変形の度合い。マイナス値で反転

テクスチャ設定のディスプレイス

以下は2.7系以前の内蔵レンダラー(Blender Internal)向けの解説です。

 

テクスチャ設定にも同じ機能があります。
ただし、こちらの方法ではレンダリング画像のみに効果が反映され、3Dビュー上では効果が確認できないので、モディファイア側で設定した方が便利です。
両方を同時に使用する事も可能です。

 

2.6系
PropetiesShift+F7TexturesInfluenceパネル→Displaceを有効にする
2.4系
ShadingF5Material buttonMap Toパネル→Dispを有効にする(ボタンを2度押すと効果が反転)

 

パネル下部にあるDispのスライダーで効果の度合いを増減させます。

 

使用例

UV Sphereを使用します。
UV Sphere

 

変形に使うWoodタイプのテクスチャを設定します。
Woodテクスチャ

 

DisplaceモディファイアTextureにテクスチャの名前を入力し、Strength0.3を設定しました。

 

3Dビューに適用結果が表示されます。
Displaceモディファイアで変形

 

照明を加えてレンダリングすると、テクスチャの柄に沿って変形しています。
Displaceモディファイアで変形したオブジェクトをレンダリング

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