Blenderモディファイア(Solidify)

Blenderモディファイア「Solidify」でメッシュに厚みを持たせる
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Solidify

Solidifyは平面メッシュの面を押し出して厚みを付ける事ができるモディファイアです。
2.5から搭載された機能です。

 

Solidifyで厚みを付けたメッシュ

 

使用バージョン
Blender2.6~2.80

 

 

モディファイアを使用しない方法

メッシュを直接編集する為、頂点数が増えます。

 

2.6系以降
3D ViewportShift+F5FaceCtrl+FSolidify Faces
2.4系
PythonスクリプトSolidify Selection

 

Solidifyモディファイアパネル

PropetiesShift+F7Object ModifiersAdd Modifier→GenerateSolidifyを選択します。
Blender2.6のSolidifyモディファイアパネル

 

Thickness
厚み
(2.67以降)Clamp
自己交差を防ぐためのオフセット
Vertex Group
適用させたい頂点グループ名。隣のボタンで反転
Factor
頂点の重みをどの程度影響させるか。1で重みを無視しThicknessの値を全て利用
Crease
Blenderモディファイア(Subdivision Surface)での利用が想定されているオプション
Inner
内側の辺に重み付けをする
Outer
外側の辺に重み付けをする
Rim
縁に重み付けをする
Offset
マイナス値は内側、プラス値は外側に厚みを付ける
(2.65以降)Filp Normals
法線の向きを反転
Even Thickness
シャープな角を調整して厚さを維持。計算時間増大
High Quality Normals
法線の計算を精密にして厚さを均一に。計算時間増大
Fill Rim
生成した面と元の面との間の空隙に面を張る
(2.72以降)Only Rim
縁部分のみ追加
Material Index Offset
生成された面のマテリアルインデックス。0で同じ、1で元マテリアルのすぐ下、-2で元マテリアルの2ポジション上のマテリアルを使用
Rim
生成された縁の面のマテリアルインデックス。異なるマテリアルを縁に適用できる

 

生成される厚みはオブジェクトのローカル頂点座標を使用して計算されるため、トランスフォームでスケールが不均一になっていると異なる厚みになります。
修正するにはスケールを適用、またはクリアします。

 

使用例

Cylinderを使用します。
円部分の中央の頂点を1つ削除して、空の筒のような状態にします。
筒オブジェクト

 

Thicknessの値を0.05にしました。
厚みを付ける事で物体の量感が増してリアルになります。
Solidifyで厚みを付けたメッシュ

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