Blenderモディファイア(Hook)

Blenderモディファイア「Hook」で頂点を他オブジェクトに追従させる
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Hook

Hookはメッシュの頂点を他オブジェクトの動きや拡大縮小に合わせて操作できるようになるモディファイアです。

 

Emptyに引っ張られるメッシュ頂点

 

使用バージョン
Blender2.49b~2.62、2.80

 

 

Hookモディファイアパネル

フックに使用するオブジェクトが必要です。

 

2.7系
※画像は2.74

減衰のタイプを選択可能です。
Blender2.7のHookモディファイアパネル

2.6系
PropetiesShift+F7Object ModifiersAdd Modifier→DeformHookを選択します。

Blender2.6のHookモディファイアパネル

 

モディファイアパネルから追加できますが、操作したい頂点と同じ位置に操作用オブジェクト(Empty)を置きたい場合は頂点を選択した後、3D ViewShift+F5MeshVerticesHooksCtrl+HHook to New Objectを選んだ方が便利です。

2.4系
Modifiersパネルから選択する事はできません。

 

操作用オブジェクトを用意している場合は先にこちらを選択し、Shiftキーを押しながら頂点を操作されるオブジェクトを選択し、そのままEdit Modeに切り替えます。

 

メッシュから操作したい頂点部分を選択し、Ctrl+Hキー、または3D ViewMeshVerticesAdd Hookを選択します。
メニューからAdd,To Selected Objectを選択します。
操作用オブジェクトと頂点を操作されるオブジェクトを繋ぐ点線が表示されるようになります。

 

操作用オブジェクトを選択していない場合はAdd,New Emptyを選択すると頂点位置に操作用Emptyが生成されます。

 

Add,To Selected Objectを選択した場合はHook-(操作用オブジェクト名)、Emptyを生成した場合はHook-Emptyがモディファイアパネルに追加されます。

 

Hookを設定すると、Modifiersパネルにモディファイアが表示されます。
Blender2.4のHookモディファイアパネル

 

Object
フックに使用するオブジェクト
Vertex Group
頂点グループ
(2.7系以降)Radius
0以外の時はフックの影響の終わる半径距離
Strength(2.6系以前はForce)
Hookの強さ
Falloff Type
減衰のタイプ
Uniform Falloff
フックとラティスの組み合わせなど、均一でないスケールを補う
(2.6系以前)Falloff
Hookの影響の終点からの距離

 

以下はEdit Mode時使用可能

Reset
変形をリセット
Recenter
Hookの中心点を3Dカーソルの位置にする
Select
Hookを適用している頂点を選択
Assign
選択頂点にHookを再適用

 

Hookモディファイアは元のメッシュの頂点インデックスを保存して、何に影響するかを決定しています。
Subdivision Surfaceモディファイアなど生成系は常にHookモディファイアの後に配置する必要があります。

 

使用例

操作用オブジェクトであるEmptyをを動かすと効果を適用している頂点が一緒に動きます。
Emptyに引っ張られるメッシュ頂点

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