Blenderエディタータイプ(Video Sequence Editor)

Blenderのエディタータイプ「Video Sequence Editor」の解説
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Video Sequence Editor

Video Sequence Editorは動画や連番画像を繋げたり、フィルターを掛けたりする動画編集に特化したエディターです。

 

Video Sequence Editor

 

使用バージョン
Blender2.67b

 

 

ヘッダー

プレビュータイプによって表示内容は異なります。

 

View
Toggle Full Screen(Ctrl+
フルスクリーン
Duplicate Area Into New Window
エリアを複製して新規ウィンドウにする
Sync Markers
ストリップの変更にマーカーを同期
Show Frame Number Indicator
タイムカーソルに現在のフレーム数を表示
Show Seconds
フレームの代わりに秒数で表示
View Selected
選択ストリップにシーケンサーをズーム
View all Sequences
全てのシーケンサーを画面内に表示
Properties(N
プロパティパネル

 

Select
Inverse(Ctrl+I
選択を反転
(De)Select All(A
選択、非選択
Select Linked(Ctrl+L
隣接ストリップを選択
Grouped(Shift+G
グループ選択メニュー
Right Handle
選択ストリップの右ハンドルを選択
Left Handle
選択ストリップの左ハンドルを選択
Surrounding Handles
選択ストリップの両端のハンドルを選択
Strips to the Right
アクティブストリップの右にあるストリップを選択
Strips to the Left
アクティブストリップの左にあるストリップを選択

 

Marker

目印としてエリア上にマーカーを置く事ができます。
TimelineVideo Sequence EditorDopeSheetGraph EditorNLA Editorで共通しています。

 

Grab/Move Marker(ドラッグ)
マーカーを移動
Rename Marker(Ctrl+M
名前を変更
Delete Marker(X
削除
Duplicate Marker to Scene...
別のシーンにコピー
Duplicate Marker(Shift+D
コピー
Add Marker(M
新規マーカー

 

Add

データを読み込んだり、特殊効果を与えます。

 

Effect Strip...
エフェクト効果を掛ける
Sound
音声データを読み込む
Image
画像ファイルを読み込む
Movie
動画を読み込む
Mask...
マスクデータを付加
Clip...
他のエディターで編集した動画クリップを読み込む
Scene...
シーンのストリップを読み込む

 

Strip
Change(C
選択タイプ変更メニュー
Sequencer Swap Data
2つのシーケンスデータを交換
Swap Strip
ストリップ交換メニュー
Snap Strips(Shift+S
選択ストリップがスナップされるフレーム
Mute Deselected Strips(Shift+H
未選択ストリップをミュート
Un-Mute Strips(Alt+H
ミュートを解除
Mute Strips(H
選択ストリップをミュート
Unlock Strips(Shift+Alt+L
選択ストリップのロックを解除
Lock Strips(Shift+L
選択ストリップをロック
Swap Inputs(Alt+S
エフェクトストリップの最初の2つの入力を交換
Reassign Inputs(R
エフェクトストリップ再割り当て
Reload Strips and Adjust Length(Shift+Alt+R
選択ストリップの再読み込み
Reload Strips
選択ストリップの再読み込み
UnMeta Strip(Alt+G
メタストリップの内容をシーケンサーに戻す
Make Meta Strips(Ctrl+G
選択ストリップをメタストリップにする
Erase Strips(X
ストリップの削除
Duplicate Strips(Shift+D
ストリップの複製
Rebuild Proxy and Timecode Indices
プロキシとタイムコードの再構築
Deinterlace Movies
選択データのインターレース解除
Clear Strip Offset(Alt+O
開始、終了フレームのストリップオフセットをクリア
Separate Images(Y
連番画像のオフセットで各画像ごとのストリップを返す
Cut(soft) at frame(K
選択ストリップをカット
Cut(hard) at frame(Shift+K
選択ストリップをカット
Insert Gaps(Shift+=
選択ストリップと右隣のストリップの間にギャップを挿入
Remove Gaps(BackSpace
ギャップを削除
Grab/Extend from frame(E
拡張
Grab/Move(G
移動

 

プレビューのタイプ

プレビューのタイプ

 

シーケンサー
ストリップのみ表示
プレビュー
ムービーのみ表示
両方
両方表示

プレビューが上部に表示されます。
ストリップ表示が見えない場合、プレビュー部分下部を上にドラッグして画面を広げます。

 

コピー(Ctrl+C)、ペースト(Ctrl+V

ノードをクリップボードにコピーし、ペーストします。
コピー、ペースト

 

Refresh Sequencer

他のエディターでマスクなどを変更した場合は反映させるために編集を更新します。

 

OpenGLレンダリング

現在の視点をOpenGLでレンダリングします。
OpenGLレンダリング

 

Properties(N

Grease Pencilパネル

グリースペンシルを使用します。
Grease Pencilパネル

 

Edit Stripパネル

読み込んでいる動画の長さやブレンドのタイプが表示されます。
Edit Stripパネル

 

アルファ透過を持った画像を重ねる場合は、Blend:Alpha Overを選択します。

 

Effect Stripパネル

追加したエフェクト選択時に表示されます。
エフェクトを掛けている対象が表示されます。
Effect Stripパネル

 

Soundパネル

音声データ選択時に表示されます。
Soundパネル

 

Strip Inputパネル

読み込んでいる動画の場所、開始終了のオフセットを設定します。
Strip Inputパネル

 

Filterパネル

動画を反転させたりできます。
Filterパネル

 

Proxy/Timecodeパネル

指定した解像度のプロキシイメージの構築、表示設定を行います。
高解像度の動画の解像度を下げて外部に保存し、素早く表示するのに使用します。
Proxy/Timecodeパネル

 

Scene Preview/Renderパネル

シーケンサー内の描画方法を設定します。
Scene Preview/Renderパネル

 

View Settingsパネル

プレビューの描画方法を設定します。
View Settingsパネル

 

Modifiersパネル

色調補正のモディファイアを追加します。
Modifiersパネル

データを読み込む

Video Sequence Editorヘッダー→AddMovieなどを選択します。
動画形式や静止画像、連番画像、音声ファイルを使用できます。
他のエディターで編集した動画データを使用するにはClipを選択します。

 

読み込んだ動画がシーケンサーストリップとして画面に表示されます。
端の部分を選択すると、その部分のフレーム位置が表示されます。
シーケンサーストリップ

 

シーケンサーストリップをドラッグして、開始位置にしたいフレームに配置します。

 

動画の編集

基本操作

3D Viewと似た操作が可能です。

 

左クリック
マーカーの選択
右クリック
ストリップの選択
右ドラッグG
ストリップの移動
中ボタンドラッグ
画面の並行移動
マウスホイール
画面の拡大縮小

 

動画の連結

1つ目のシーケンサーストリップの開始位置を設定したら、同じようにもう一つの動画を読み込みます。
前のシーケンサーストリップの最終フレームと、次のシーケンサーストリップの開始フレーム位置を同じにします。

 

2つ目のシーケンサーストリップの終了位置のフレーム数が再生範囲内に収まるようにします。
動画の連結

 

Alt+Aなどから再生させると、2つの動画が連続して再生されます。

 

エフェクト

2つの動画を効果を掛けながらミックスします。

 

Shiftキーを押しながら2つのシーケンサーストリップを選択します。
Video Sequence Editorヘッダー→AddEffect Strip...内からミックス時の効果を選択します。

 

2つのシーケンサーストリップの重なる範囲に自動で適用されます。
シーケンサーストリップにエフェクトを適用

 

動画の出力

アニメーションを出力する方法と同じで、動画形式で出力します。

 

レンダリング時、PropetiesShift+F7Output(2.7系以前はRender)→Post Processingパネル→Sequencerを有効にすると動画を読み込んでいる場合はビュー上のシーンは計算されず、動画の合成と出力が行われます。
デフォルトで有効になっています。

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