Blenderのアニメーションツール(グリースペンシル)

Blenderのグリースペンシル機能の解説
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Grease Pencil

グリースペンシルはビュー上に直接ペンで描画するような感覚で使用できるツールで、シーンのレイアウトなど構想を補助する注釈を書き込む事ができます。

 

Blenderのアノテーションツール

 

使用バージョン
Blender2.67b

 

2.8系以降ではAnnotateに名称変更されており、単純な注釈用機能のみを持つツールです。
以下の解説は旧グリースペンシル向けであり、Annotateは新グリースペンシルとは異なります。

 

 

グリースペンシルを使う

様々なエディター上で使用できます。
以下は3D Viewで使用する場合の解説です。

 

PropertiesNGrease Pencilパネル→New Layerで新規レイヤーを作成します。
Blender2.6のGrease Pencilパネル

 

設定は現在選択されているオブジェクトに結びつきます。

 

レイヤー

レイヤーごとに描画する色や太さなどを設定できます。
無制限に作成でき、3D Viewのオブジェクトを置くレイヤーとは無関係です。

 

レイヤーをクリックしたり設定の変更をする事で選択状態になり描画の対象になります。
Blender2.6のGrease Pencilレイヤー

 

Delete Frame
現在のレイヤーの描画を全て削除
Convert
現在のレイヤーの描画をカーブオブジェクトに変換
Drawing Settings
描画の設定描画時の基準となる対象
View
視点に対して固定した位置に描画
Cursor
3Dカーソル位置を描画面にする

特定軸に対して平行に描画できます。

Surface
最も手前にあるオブジェクトの表面に描画
Stroke
既に描画されている位置に描画
Only Endpoints
スナップに描画の始点と終点を使用

 

ユーザー設定

User PreferencesEditingEraseモードのブラシの半径などを設定できます。

 

描画モード

Tool ShelfTObject Toolsパネルでツールのモードを選択します。
Blender2.6のグリースペンシル描画モード

 

Grease Pencil
Draw(左クリックD
自由描画
Line(左クリックCtrl+D
直線を描画
Poly(右クリックCtrl+D
繋がったラインを描画。Escで終了
Erase(右クリックD
描画した部分を削除
Use Sketching Session
Dを使わなくても左クリックの度に現在のレイヤーに描画。EscEnterで終了

 

アニメーション

描画は現在選択しているフレーム上に描画されるので、通常のオブジェクトのアニメーションと同じく、フレームを連続再生してアニメーションを作成できます。

 

描画したいフレームを設定後、グリースペンシルで選択中レイヤーに描画します。

 

オニオンスキン

現在のフレーム以外の描画を薄く表示する機能です。
他のフレームに何を描画したかを確認するのに便利です。

 

各レイヤー→Onion Skinningを有効にして、Framesで描画する前後フレームの数を設定します。

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