Blenderモディファイア(Wireframe)

Blenderモディファイア「Wireframe」でメッシュの辺を立体化する
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Wireframe

Wireframeはメッシュの辺をポリゴン化し、立体的なワイヤーフレームの外観に変えるモディファイアです。
Edit ModeWire Frameと同じ機能ですが、モディファイアならメッシュを破壊することなく設定できるので便利です。

 

Wireframeモディファイア付加後

 

使用バージョン
Blender2.7、2.80

 

 

Wireframeモディファイアパネル

オブジェクトを選択し、PropetiesShift+F7Object ModifiersAdd Modifier→GenerateWireframeを選択します。

 

Blender2.7のWireframeモディファイアパネル

 

Thickness
ワイヤーの太さ

 

0.02、0.1820
Wireframeモディファイア(Thickness:0.02)Wireframeモディファイア(Thickness:0.1820)

Vertex Group
指定した頂点グループで効果範囲を限定
Factor
頂点グループが影響しない部分の厚み
Crease Edges
Subdivision Surfaceモディファイアが下にある時、再分割前の状態をワイヤーフレームにする

 

無効時、有効時
WireframeモディファイアのCrease Edges無効時WireframeモディファイアのCrease Edges有効時

Crease Weight
Crease Edges有効時のウェイト値

0にするとCrease Edges無効時と同じ状態になります。

Offset
厚みを付ける基準位置。マイナスで形状の内側、プラスで外側
Even Thickness
厚みを均一にする。処理時間は増大

大抵の場合良好な結果になりますが、細い面では不具合を引き起こす事があります。
この場合は形状の鋭さを緩めるか、オプションを無効にします。

Relative Thickness
辺の長さによってエッジの太さを変える。長いエッジは太くなる
Boundary
面の境界にエッジを生成
Replace Original
元の形状を置き換える

無効にすると元の形状もワイヤーフレーム化された形状と同時に表示されます。

Material Offset
生成した面に設定するマテリアルのスロット上の位置

面とワイヤーフレームそれぞれに違ったマテリアルを割り当てることができます。

 

オブジェクトに複数のマテリアルを設定しておきます。
設定時点では面の全てにマテリアルスロットの1番目のMaterial.001が適用されています。
マテリアルスロット

 

マテリアルスロットの2番目にあるMaterial.002をワイヤーフレームに設定するには、Material Offsetで1を設定します。
WireframeモディファイアのMaterial Offsetの設定

 

面を表示するには、Replace Originalを無効にします。
Wireframeモディファイアのメッシュにマテリアル設定

 

使用例

ワイヤーフレーム化に使用されるのは面に接する辺部分で、デフォルトでは面部分は表示されなくなります。

 

付加前、付加後
Wireframeモディファイア付加前Wireframeモディファイア付加後

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