Blenderモディファイア(Normal Edit)

法線をカスタマイズ
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Normal Edit

Normal Editは法線をカスタマイズし、既存の法線とブレンドするモディファイアです。
ローポリな木の葉のための半径方向の法線生成や、トゥーンシェーディングで生じるシェードを固定するなどの利用方法があります。

 

トゥーンシェーディングトゥーンシェーディングをNormal Editモディファイアで変更

 

使用バージョン
Blender2.74、2.80

 

 

Normal Editモディファイアパネル

PropetiesShift+F7Object ModifiersAdd Modifier→ModifyNormal Editを選択します。
Blender2.74のNormal Editモディファイアパネル

 

Radial
放射状
Directional
法線をターゲットに向ける
オブジェクト名
法線生成の基準として使用するオブジェクト(Radialではオプション、Directionalでは必須)
Parallel Normals
原点からターゲット原点への方向を全ての法線に使用する(Directionalのみ)
Offset
オブジェクト原点からのオフセット
Mix Mode
生成された法線をターゲットの物とミックスする方法
Mix Factor
ミックスの度合い
Vertex Group
影響範囲となる頂点グループ名
(2.8系以降)Max Angle
新旧の法線の間の最大角度。隣の鍵アイコンで新旧の法線が一致しなくなった時の法線の反転を防ぐ

 

使用するにはAuto Smoothを有効にする必要があります。

Data Transferモディファイアで法線を転送する事でより複雑な法線操作が可能です。

 

使用例

法線を他オブジェクトに向けます。

 

Monkeyオブジェクトを用意し、マテリアルでToonシェーダーを設定します。
トゥーンシェーディング

 

Monkeyオブジェクトの隣にCubeオブジェクトを追加します。
Normal Editモディファイアの操作用オブジェクトを追加

 

MonkeyオブジェクトにNormal Editモディファイアを付加し、ターゲットオブジェクト名にCubeを設定します。
法線生成方法はデフォルトのRadialです。
トゥーンシェーディングをNormal Editモディファイアで変更

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