編集モードはメッシュ形状の編集などを行います。
オブジェクトがメッシュ表示になり、各頂点などを選択できるようになります。
メッシュ編集で役立つ基本的な機能と操作です。
頂点や辺など、3D Viewヘッダーのボタンで選択対象を設定します。
Blender基本操作(選択)
Object Modeと同じように選択された部位を3Dマニピュレーターやドラッグでトランスフォーム操作して形状を作成します。
法線がどちらを向いているかで面の裏表を判定します。
1つの面の法線が周囲の面の法線と逆になっていると、スムージングした際に黒ずみが生じたりします。
閉じたメッシュの場合、基本的には外側に向けます。
Cubeなどをそのまま部屋に見立て、内部にランプやカメラなどを配置してレンダリングする場合は部屋オブジェクトのメッシュの法線を内側に向けます。
W→Flip Normalsで向きを反転させます。
Ctrl+右クリック(2.7系以前のデフォルトでは左クリック)で新規頂点を生成します。
選択頂点から連続で頂点を作成していくと辺で繋がった状態になります。
選択箇所、繋がっていない部位、マテリアル別などの分離メニューが表示されます。
どの要素を対象とするかの削除メニューが表示されます。
複製後、マウス移動で位置指定、左クリックで決定、右クリックでキャンセルします。
別のオブジェクトとして編集したい時はPキーで分離したり、Object Modeで複製します。
Blender基本操作(複製)
アーマチュアやモディファイアなどの影響範囲として利用します。
グループ内の頂点が持つウェイトはWeight Paintで調整できます。
Assignで選択中の頂点をアクティブな頂点グループに追加します。
頂点やオブジェクトを近くのオブジェクトやグリッドなどに吸着させます。
3D Viewヘッダーのボタンからも使用できます。
メッシュ構造を変更したり、ハイポリゴンモデルをベースに面を張り直し、ローポリゴンモデルに作り変える時などに使用します。
選択頂点の周囲の頂点にも編集を影響させ、滑らかな形状変化を加えられる機能です。
3D Viewヘッダーのボタンからも使用できます。
形状の変化タイプを3D Viewヘッダーのプルダウンメニューから選択できます。
近くにある頂点を同一と見なして残りを削除します。
接続部分の頂点の位置が同じオブジェクト同士を結合する用途としても役立ちます。
接続したいオブジェクトが別々になっている場合は両方を選択後Ctrl+Jキーで同一オブジェクトにする必要があります。
Mesh Optionsパネル→Double Thresholdで重複判定距離を設定します。
実行後Remove Doublesパネル→Merge Thresholdで重複判定範囲を変更できます。
削除された頂点の数はInfoヘッダーに表示されます。
3D Viewヘッダーからアクセスできる機能です。
様々な選択機能です。主な機能は以下で解説しています。
Blender基本操作(選択)
Meshにある機能の一部です。
マウスの動きで影響度合いを調整します。
Tool ShelfT→Tools→Mesh Toolsから実行できます。
選択頂点間に面を張ります。
Spece→Convex Hullで検索して呼び出します。
以下は並び順を2.8系ベースにしたツール類です。
3D Viewヘッダーの他、ショートカットキーから呼び出せます。
2.8系以降は右クリックでコンテキストメニューを呼び出せます(ヘッダー、ショートカットキーのメニューとは内容が異なる)。
Smoothモディファイアと同じです。
Shiftキーで連続選択した場合:
2回以上いくつかの離れた頂点をまとめて選択している場合:
Hookモディファイアが付加されます。
辺編集ツールを呼びだします。
Bevelモディファイアならメッシュを変更しません。
頂点数を保ったまま分割して滑らかに表示したい時はSubsurfモディファイアを使用します。
インターフェイス上からも実行できます。
Fractalで高低差のあるランダムな細分化を行います。
形状の一部を丸めない設定ができます。
面編集ツールを呼び出します。
Solidifyモディファイアと同じです。
辺が開いていると機能しません。
Fと似ていますが、複数の頂点がある場合は三角形面になります。
Booleanモディファイアと同じです。
その他のツールを呼び出します。
以下の解説では他の編集メニューから呼び出せるものは除いています。
Subdivideが現在の形状のまま分割するのに対し、滑らかに補間された形状になるように分割します。
SubsurfモディファイアのCatmull-Clarkに似ています。
Laplacian Smoothモディファイアと同じです。
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