Blenderモディファイア(Wave)

Blenderモディファイア「Wave」で簡単な有機的アニメーション
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Wave

Waveはオブジェクトが柔らかく波打っているようなアニメーションを簡単に作成できるモディファイアです。
メッシュの他、テキスト、カーブ、サーフェス、ラティスにも付加できます。

 

Waveモディファイアの1フレーム目Waveモディファイアの11フレーム目Waveモディファイアの21フレーム目Waveモディファイアの31フレーム目Waveモディファイアの41フレーム目Waveモディファイアの51フレーム目

 

使用バージョン
Blender2.49b~2.6、2.80

 

 

Waveモディファイアパネル

波アニメーションを作成したいオブジェクトを選択し、モディファイアを付加します。

 

2.6系
PropetiesShift+F7Object ModifiersAdd Modifier→DeformWave

Blender2.6のWaveモディファイアパネル

2.4系
Buttons WindowEditingF9Modifiersパネル→Add modifierWave

Blender2.4のWaveモディファイアパネル

 

Motion
X/Y
指定軸のみ動かす
Cycl
アニメーションを繰り返す
Normals
メッシュのみ。法線方向に動かす。有効にするとさらに動かす軸などを設定可能に。X/Y/Zで方向制限
Time
Offset(2.4系はTime sta)
開始フレーム。負の値を指定すればアニメーション開始前から準備可能
Life
波の寿命。0で永久ループ
Damping(2.4系はDamptime)
波の減衰時間
Position
X/Y(2.4系はSta xy)
オブジェクトのローカル空間での波の開始位置
Falloff
波の減衰半径
Start Position Object
指定したオブジェクトの位置から波が発生
Vertex Group
波の高さを指定する為の頂点グループ名
Texture
波を動かす範囲を指定するテクスチャ名
Texture Coodinates
テクスチャの座標系
Speed
波のスピード
Height
波の高さ
Width
波の幅
Narrowness
波と波の間隔

 

全ての値はオブジェクトのローカル空間にあるため、実際の寸法を得るにはオブジェクトの対応するスケール値と乗算する必要があります。

 

使用例

Planeを使用します。
Edit Modeでいくらか面を細分化し、波の形状を描画できるようにします。

 

フレームの長さの設定
Life
41
Speed
0.060

 

実際のアニメーションフレーム数はLife+Dampingなので、Lifetime:41、Damping:10なら51フレームになります。
全体的な再生時間として51を設定します。

 

アニメーションのフレーム設定については以下で解説しています。
Blender基本操作(アニメーション)

 

アニメーション

1、11、21、31、41、51フレームの画像です。
Waveモディファイアの1フレーム目Waveモディファイアの11フレーム目Waveモディファイアの21フレーム目Waveモディファイアの31フレーム目Waveモディファイアの41フレーム目Waveモディファイアの51フレーム目

 

画像ファイルの出力

フレーム数の分画像をレンダリングして出力する必要があります。

 

Wave機能を使ったGIFアニメを見る(307KB)

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