Blenderエディタータイプ(Node Editor)

Blenderのエディタータイプ「Node Editor」の解説
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Node Editor

Node Editorはマテリアルやテクスチャを編集したり、レンダリング画像に加工を加えるエディターです。

 

Node Editor

 

使用バージョン
Blender2.67b、2.80

 

 

モード

それぞれの内容についてはリンク先で解説しています。
2.8系以降は以下のモードがエディターとして独立しています。

 

Compositing
レンダリング画像などに様々な加工を行う
Texture
内蔵または外部テクスチャを編集
Shader
マテリアルを編集

 

2.7系以前
ヘッダーのボタンから編集モードを選択します。

Blender2.6のノードエディターモード

 

ノードの基本

マウスホイールで画面のズームとズームアウト、中ボタンドラッグで視点の移動が可能です。

 

ノードの連結

各ノードにはソケットと呼ばれる連結可能な部分が備わっています。

 

左側
入力ソケット
右側
出力ソケット

 

編集系ノードなら両方、出力系ノードなら入力、入力系ノードなら出力ソケットのみを持っています。

 

ノードの右側にある出力部分をドラッグするとカーブしたラインのようなものが伸びてくるので、繋ぎたいノードの左側にある連結したい入力部分にドロップすると繋がります。

 

新規ノード作成時、何かノードを選択していると、そのノードと連結した状態で作成されますが出力部分はどことも繋がっていないので手動で入力先に繋げる必要があります。

 

2.5系以降
ノードとノードの間に繋ぎたいノードをドラッグ&ドロップすると自動的に連結されます。

 

入力部分から接続部分をドラッグすると連結を解除したり、他のノードに再度接続できます。

 

2.4系
またはライン上でドラッグして矩形を描くと矩形内のラインが削除されます。

 

ノードのグループ化

グループ化すると一つのノードとして表示を折りたたむ事ができます。

 

Shiftキーを押しながら、またはCtrl+ドラッグで複数のノードを選択し、Ctrl+Gキーでノードグループを作成します。

 

グループ内にあるノードを編集するにはグループノードを選択してTabキーでグループを展開し、もう一度Tabキーを押せば閉じます。

 

Ctrl+Alt+G(2.7系以前はAlt+G
グループの解除

 

ノードの影響

各ノード内にあるFacの値は入力された画像に対する影響度です。
Mixノードの場合、Facの値が低いほど第1ソケットの入力画像、高いほど第2ソケットの入力画像が強く出ます。

 

ノードの表示

各ノードは右下の隅をドラッグして表示範囲を広げたり縮めたりできます。

 

2.4系
ノードのヘッダーにある各アイコンをクリックすると表示タイプが変わります。
ノードのボタン
ノード連結部分を表示、隠す
プレビューを表示、隠す
設定部分を表示、隠す
ショートカットキー
右クリックSpaceShift+A、ヘッダーのAdd
ノードの追加メニュー
ドラッグG
ノードの移動
Ctrl+ドラッグ
範囲選択
Ctrl+R
ノードの名前変更
H
ノードをたたむ、元に戻す
Shift+D
ノードを複製
XDelete
ノードの削除
E
コンポジットの実行
R
レンダーレイヤーの保存
Shift+R
レンダーレイヤーをフルサンプルで保存

ヘッダー

以下は主に2.67bでの項目です。

 

View
Toggle Full Screen(Ctrl+
フルスクリーン
Duplicate Area Into New Window
エリアを複製して新規ウィンドウにする
View All(Home
全ノードが画面内に収まるようにする
View Selected(ドット
選択中のノードが見えるようにする
Zoom Out(ホイール
ズームアウト
Zoom In(ホイール
ズームイン
Tool Shelf(T
ツールシェルフ
Properties(N
プロパティパネル

 

Select
Find Node(Ctrl+F
ノードを検索
Activate Same Type Next/Prev(Shift+]
同じタイプのノードを選択切り替え
Activate Same Type Next/Prev(Shift+{
同じタイプのノードを選択切り替え
Select Same Type(Shift+G
同じタイプのノードを全て選択
Select Linked To(Shift+L
選択中のノードが次にリンクするノードを選択
Select Linked From(L
選択中のノードの前にリンクしているノードを選択
Inverse(Ctrl+I
選択を反転
(De)Select All(A
全選択/解除
Border Select(B
矩形選択

 

Add

ノードを追加します。
タイプはモードによって異なります。

 

Node
Read Full Sample Layers(Shift+R
現在のシーンの全てのレンダーレイヤーをフルサンプルで読み込む
Read Render Layers(Ctrl+R)
全てのシーンのレンダーレイヤーを読み込む
Show Cyclic Dependencies(C)
ノード間の循環依存を表示
Collapse and Hide Unused Sockets
ノードの折りたたみ、未使用ソケット表示切り替え
Toggle Node Options
選択ノードのオプションの切り替え
Toggle Hidden Node Sockets(Ctrl+H)
選択ノードの未使用ソケットの表示切り替え
Toggle Node Preview(Shift+H)
選択ノードのプレビュー表示切り替え
Toggle Node Mute(M)
ミュート切り替え
Hide(H)
非表示
Group Insert
選択ノードをノードグループに挿入
Make Group(Ctrl+G)
ノードグループを作成
Ungroup(Alt+G)
グループ解除
Edit Group(Tab)
ノードグループの編集
Detach Links
選択ノードのリンクを全て削除し近くのノードと接続
Cut Links(Ctrl+左マウスボタン)
リンクを切断
Make and Replace Links(Shift+F)
選択ノードの入力、出力にリンク
Make Links(F)
選択ノードの入力、出力にリンク
Remove from Frame
「Frame」ノード内の選択ノードを取り外す
Join in new Frame(Ctrl+J)
選択ノードを新規「Frame」ノードに追加
Delete with Reconnect(Ctrl+X)
選択ノードを削除し、前後ノードを接続
Delete(X)
選択ノードを削除
Duplicate(Shift+D)
選択ノードを複製
Resize(S)
拡大縮小
Rotate(R)
回転
Translate(G)
移動

 

オプション
Use Nodes
ノード編集を有効にする
Compositing時
Free Unused
コンポジティング中に使用されないノードを解放しメモリ節約
Backdrop
アクティブなViewerノードの画像を背景画像にする
Auto Render
3D編集で変更されたレイヤーを再レンダリング、コンポジット

 

Backdrop有効時はRGBチャンネルやアルファ表示の項目が表示されます。
Blender2.6のBackdrop有効時

 

その他ボタン
 データタイプ(Texture)
どのデータに属するテクスチャを編集するか選択

Blender2.6のデータタイプボタン

(2.67以降)ピン止め
マテリアルなどの編集時、違うオブジェクトを選択して非アクティブになっても表示し続ける

Blender2.6のピン止めボタン

親ノードツリーに移動
グループ編集中、グループを閉じて上の階層に戻る

Blender2.6の親ノードツリーに移動ボタン

スナップ
ノードを選択要素にスナップ

Blender2.6のスナップボタン

(2.7系以前)コピー(Ctrl+C)、ペースト(Ctrl+V
ノードをクリップボードにコピーし、ペースト

Blender2.6のコピーペーストボタン

 

ツールバー(2.67以降2.7系以前はTool Shelf)(T

選択、注釈、リンク切断ツールがあります。

 

2.7系以前
タイプごとにパネルがあり、各ボタンから新規ノードを追加します。

ヘッダーAddからも追加できます。

 

Node
(2.67以降)Interfaceパネル

グループ編集中に表示されます。
入出力ソケットの編集を行います。
Blender2.6のInterfaceパネル

 

Item
Nodeパネル(2.7系以前はActive Node

選択ノードの名前や設定項目が表示されます。
Blender2.6のActive Nodeパネル

 

Tool
Active Toolパネル

現在選択中のツールを表示します。

 

View
Backdropパネル(Compositing)

Viewerノードのプレビューを背景画像として設定します。
Blender2.6のBackdropパネル

 

Annotationsパネル(2.7系以前はGrease Pencilパネル

注釈を画面に書き込みます。
グリースペンシル
Blender2.6のGrease Pencilパネル

 

Options
Performanceパネル(Compositing)

描画の品質やマシンパワー節約の為の項目があります。
Blender2.6のPerformanceパネル

 

Render
レンダリング中の品質
Edit
編集中の品質
Chunks
タイルの最大サイズ
OpenCL
計算にGPUを使用
Buffer Groups
ノードグループのバッファリング
Two Pass
ノード計算を2段階にする(最初に速いノード、次に全てを計算)
(2.67以降)Viewer Border
背景をボーダー表示

ボーダーレンダリングと同じで、任意の範囲のみ表示します。
背景画像上でCtrl+Bキーで矩形範囲を設定します。

 

2.7系以前
Highlight
計算中のノードをハイライト表示
Hide Preview
新規ノードのプレビューを非表示にする

 

その他の操作

分離(P

グループ内にあるノードをリンクから分離します。

Copy
複製する
Move
切り離して移動

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